【iDeCo(イデコ)】証券会社を変更するメリット・デメリット【松井証券】

iDeCoで最もおすすめの証券会社はどこなのか?

投資系大学職員のコウジ(@enjoy_dslife)です。

今回は既にiDeCoを始めていて、証券会社を変更すべきか悩んでいる方向けの記事になります。

まず、iDeCoを始めるには、最初に証券会社を選ぶ必要がありますが、現在、最もおすすめの証券会社は、ずばり「松井証券」です!

理由は、iDeCoを取り扱う証券会社で唯一ポイントが貯まるから。

そもそも余計な手数料のかかる証券会社を選択してしまったらNGですが、主要なネット証券なら、手数料はだいたい横並び(必須の手数料以外は無料が一般的)なので、ポイントがつくのは非常に大きなメリットとなります。

これからiDeCoを始める人で、特別なこだわりがあってそこでしか取り扱いのない商品を買いたい人以外は、松井証券で始めるのが最もお得です。

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今すぐ松井証券へ乗り換えるべきか?【結論】

ここからが本題ですが、既にiDeCoを始めていて、松井証券以外の証券会社を利用している人は乗り換えたほうがよいのでしょうか?

そもそも現在利用している証券会社に不満があったり、困っていることがあれば消極的な理由で乗り換えをすべきですが、よりよい証券会社を目指してポジティブに乗り換えを検討されている方は、乗り換えのメリットとデメリットをよく勘案して決めるべきでしょう。

まずは結論ですが、以下に該当する方は、乗り換えを前向きに検討しても良いと考えています。

iDeCoを始めたばかり(運用額がまだ少ない)方
・60歳になるまで、まだまだ運用期間が長く取れる方(若い方)
・長期目線で、1円でも得をしたい方
一方、上記条件と逆の方は、慎重に検討されることをおすすめいたします。

iDeCoの証券会社変更によるデメリット(乗り換えコスト)

iDeCoの証券会社を乗り換える一番のデメリットは、費用が発生することです。
証券会社によって、サイトの使いやすさなども異なりますが、それらは慣れもありますし、些末な点です。やっぱり一番嫌なのはコストですよね。

なお、実際にかかるコストは主に以下の2つです。(SBI証券松井証券など手数料最安値の場合)

・移管手数料(移管元に支払う費用):4,400円
・移管手数料(移管先に支払う費用):2,829円合計:7,229円

その他にも手数料がかかる証券会社もあるかもしれませんので、念のため規約等をよく確認しましょう。
まぁ、追加の手数料があったら、そんな証券会社は他にも余分な手数料がかかってそうなので、早く乗り換えたほうがよいとも言えますが・・・

松井証券に乗り換えた場合のメリット

逆に松井証券へ乗り換えた際のメリットは、上述のとおり、ずばりポイントです。

松井証券では、所有する投資信託の残高によってポイントがもらえます。
その意味では、iDeCoを定期預金等で運用していたら、メリットはありませんので、ご注意ください。

なお、もらえるポイントは、投資商品によって異なるのですが、私も運用している「e-maxis slim S&P500」だと、保有額×0.028%のポイントがつきます。

乗り換え後、何年で元が取れるか?

ここまでで、iDeCoの証券会社を乗り換えるデメリット(コスト)と乗り換えるメリットを見てきましたが、運用期間を通じて、最終的にメリットが上回れば、
乗り換えをしたほうがよいということになりますね。

では、最初にかかる乗り換えコストは、何年ぐらいで回収できるのでしょうか。
簡易的ではありますが、以下の条件で分析をしてみました。(Chat GPT調べ)

■シミュレーション条件
・毎月拠出 20,000円(大学職員のiDeCo満額)
・年利5%で運用(S&P500の実績ベース。月利約0.4074%)
・複利運用(拠出は毎月加算)
・月末評価額に対してポイント付与(年0.028%(松井証券でe-maxis slim S&P500を運用した場合の付与率)÷12)
・ポイント累計が乗り換えコストである7,229円を超える月を回収完了とする
運用期間 元本(年初) 時価(年初) 回収に必要な期間 回収時評価額 累計ポイント
2年目 ¥240,000 ¥245,577 12年1ヶ月 ¥4,420,447 ¥7,237
3年目 ¥480,000 ¥503,718 11年2ヶ月 ¥4,458,865 ¥7,233
4年目 ¥720,000 ¥775,067 10年4ヶ月 ¥4,536,183 ¥7,262
5年目 ¥960,000 ¥1,060,298 9年7ヶ月 ¥4,653,373 ¥7,325
6年目 ¥1,200,000 ¥1,360,122 8年10ヶ月 ¥4,772,033 ¥7,314
7年目 ¥1,440,000 ¥1,675,285 8年2ヶ月 ¥4,932,567 ¥7,341
8年目 ¥1,680,000 ¥2,006,573 7年6ヶ月 ¥5,095,793 ¥7,292
9年目 ¥1,920,000 ¥2,354,810 6年11ヶ月 ¥5,303,680 ¥7,286

なお、上記表の見方ですが、年数よりも時価に着目してください。
(例:現在の時価が100万円ぐらいなら、年数は関係なく5年目の行を確認してください。)

条件利回り(年利5%)は最近に比べると控えめにしていますので、運用期間に対してもっと時価が増えている方も多いと思います。

非常にざっくりですが、元を取るためには、6年から12年ぐらいはかかりそうですね。
回収に必要な期間よりも、運用可能な期間(60歳になるまでの期間)の方が長い場合、乗り換えた方が良いということになります。

iDeCoは原則として60歳まで長期運用を続けますので、これだけ見ると、乗り換えをしたいと考える方が多いかもしれません。

その他の懸念事項(乗り換え中の相場変動)

しかし、ここは慎重にということで、さらに最悪のケースも考えてみました。

iDeCoでは、証券会社を乗り換える際にもう少し懸念事項があります。

・乗り換えの際に持っている商品を一度売却し、再購入することになる。
・乗り換え中の1,2か月は投資・運用ができない。

上記の何が懸念かというと、新しい証券会社に乗り換えている時の相場によって、資産額が増減してしまうということです。

もちろん一度売却してから株価が下がった場合は、ラッキーです。高く売って、改めて安い時に買えますからね!
一方、ちょうど売却のタイミングで株価が下がってしまい、その後、買うまでに上がってしまったらどうでしょうか?
安く売って高く買いなおすなんて最悪ですね。

iDeCoの乗り換えは数か月かかったりするので、意外とこの相場変動が心配なんですよ。

また、相場の変動がほとんどなかったとしても、乗り換え期間中は運用が停止されている状態(ただ現金で持っている状態)になるので、その期間の運用益は確実に得られなくなります。

当然ながら相場が上がるのか下がるのかは正確に予想できませんので、ここでは平均的な損をしたケースのシミュレーションをしてみます。(年利5%の利益が出るはずが、2ヶ月ほど運用停止期間が発生した場合)

先の表はあくまで乗換コストのみを考慮した結果でしたが、それに相場変動の損失も加味した結果がこちらです。

運用期間 元本(年初) 時価(年初) 移管中損失 回収目標
(移管費用+損失)
必要期間
(年+月)
回収時評価額 累計ポイント
2年目 ¥240,000 ¥245,577 ¥2,014 ¥9,243 13年7ヶ月 ¥5,137,025 ¥9,250
3年目 ¥480,000 ¥503,718 ¥4,130 ¥11,359 14年1ヶ月 ¥5,909,292 ¥11,469
4年目 ¥720,000 ¥775,067 ¥6,356 ¥13,585 14年5ヶ月 ¥6,645,997 ¥13,638
5年目 ¥960,000 ¥1,060,298 ¥8,694 ¥15,923 14年9ヶ月 ¥7,433,380 ¥16,014
6年目 ¥1,200,000 ¥1,360,122 ¥11,153 ¥18,382 15年0ヶ月 ¥8,220,674 ¥18,419
7年目 ¥1,440,000 ¥1,675,285 ¥13,737 ¥20,966 15年3ヶ月 ¥9,058,635 ¥21,023
8年目 ¥1,680,000 ¥2,006,573 ¥16,454 ¥23,683 15年6ヶ月 ¥9,950,525 ¥23,839
9年目 ¥1,920,000 ¥2,354,810 ¥19,309 ¥26,538 15年8ヶ月 ¥10,834,668 ¥26,629

どうでしょうか。
ざっくりと元を取るまでに13年から16年はかかることがわかります。

そして、面白いのが、先の表とは逆で、運用歴が長い人(投資額・資産額が大きい人)ほど元を取れる期間が長くなってくるということですね。

これは運用損益が大きくなるからで当たり前の話ではありますが、さらに損失が大きくなり、回収に時間がかかることも大いに予想されます。

こちらの分析を踏まえてもやはり結論は変わらず、若くてまだまだ運用を続けられる方やまだ始めたばかりの方は乗り換えのメリットが出てくると思いますが、その逆の方はそれなりにリスクがあるものとお考えください。

まとめ(乗り換えすべき人とすべきではない人)

最後にまとめますが、以下の条件に当てはまる人は証券会社の乗り換えを検討してもいいと思います。

iDeCoを始めたばかり(運用額がまだ少ない)方
・60歳になるまで、まだまだ運用期間が長く取れる方(若い方)
・長期目線で、1円でも得をしたい方

一方、こんな人はそれなりにリスクがあるので、慎重にご検討ください。

・60歳が迫っている方(投資可能期間が残りわずか)
・投資額が多い方(すでにiDeCoの運用額が数百万規模になっている)
・ポイントの使い方が下手な方(ポイントを貯めたくない方)

私自身の判断ですが、前提としては、1円でも得をしたいです。 笑

ただ、現在の資産残高が280万円ということで、元を取るまでに16年ぐらいかかっちゃう可能性があるんですよね・・・。

もちろん相場のタイミングがよく、運用益がうまく出れば、大成功の可能性もあります。
しかし、その逆にタイミングが悪く、その分の損をポイントで賄えない可能性も多少あります・・・。

これらを勘案して、ここは大学職員らしく今回は見送ることにしました。(勇気が出ず、悔しい!!!)

一番の理由は、元を取るまでの期間が想定よりだいぶ長かったことですが、期間が長くなることで、様々な環境変化がありそうだと思うのも大きな理由です。

松井証券にポイントが付くようになったのは、最近のことであり、確かに今後、条件が変更になる可能性がありますよね。
また、他の証券会社がポイント付与を開始する可能性もあります。

得をしようと思えばある程度のリスクはつきものですが、まだ判断が難しく、もうちょっと様子をみたいなと考えた次第です。

本当は全員にガッツリおすすめしたいところですが、嘘はよくないので 笑

今一度結論ですが、全員に該当するわけではないものの、若くてまだiDeCo歴が浅い人は、検討する価値が大いにありますよ!

一度手続きをしてしまえば、制度が変わらない限りポイントをもらい続けることができて超お得です。ぜひ一歩踏み出してみましょう!

なお、これから始めるという方は、迷わず松井証券で間違いありません!
iDeCoで唯一ポイントが付くというメリットは最強です!

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