【メリット・デメリット紹介】自己資金ほぼ無しで行う!太陽光発電投資とは【2022年スタート】

大学職員が太陽光発電投資を始めてみた【太陽光発電投資とは】

投資系大学職員のコウジ(@enjoy_dslife)と申します!

いきなりですが、私、太陽光発電投資(太陽光発電事業)を始めました。

実は2021年の初めから取り組んでいたのですが、調査や交渉等でだいぶ時間がかかってしまい、ここにきてやっとご報告できた次第です。

この太陽光発電投資ですが、実はちょっと前に流行った投資でして、最近では「今更やっても・・・」なんて言われることもある手法です。

しかし!私は「まだまだ あり」と判断して、実際にやることにしました。

色々と投資をやっている方でもこの太陽光発電投資をしている方は少ないと思いますので、まずは私がなぜ太陽光発電投資をするのか、そして、そもそも太陽光発電投資とはどのような投資で、どのようなメリット・デメリットがあるのかを紹介したいと思います。

今後は私が実際に太陽光発電を始めた経緯から実際の収益までを全て公開していきたいと思っていますが、2022年から売電を開始したいわば「後発組」がどのように取り組んでいるのかの参考としていただければと思います。

太陽光発電投資を考え始めたきっかけ

私は勝手に「投資系大学職員」を名乗り、これまでは主に金融資産への投資に取り組んできました。

もちろん本業として大学職員も続けていますので、毎月40〜50万前後の給与(ボーナス別)があるわけですが、それに加え、投資による利益が月10万~20万(税引前)ほどあります。

正直、大学職員としては中流レベルの給料ですが、投資の利益を組み合わせると、ざっくり「管理職レベル」の収入になっていると思います。

金融資産への投資を続けてきたことで、収入だけは同年代大学職員よりも一歩リードできているわけですが、このレベルでは満足していません。

さらなる収入アップを常に目指しています。

大学職員はまったり高給なんていいますが、そのまったりに甘んじることなく、攻めていきたいわけです。(本当にまったりだから言えることかもしれませんが・・・)

そこで、本腰を入れて取り組む投資方法はある程度固まってきている中、さらなる収益アップを目指すべく新たな投資手法を検討し始めました。

ただ、ここからさらに利益を増やしていくには、コツコツ今の投資を続ける(元本を増やしていく)ほかに、何か起爆剤が必要だと感じていました。

仮想通貨をいま一度本気でやってみるか・・・?それとも新しい方法に取り組んでみるか・・・?

これが2020年12月頃のことです。

大学職員の強みを生かした投資とは

このように、新たな投資手法を検討している際、特に気にしていたのが、「大学職員であることを生かせる投資」はないだろうかという点でした。

まず、金融資産への投資の場合、残酷ではありますが、「いくらお金を持っているか」が最大のポイントです。

利益がもっと欲しいなら、投資元本を増やすしかないので、大学職員にも限界があります。

では、大学職員という属性を生かして、もっと投資規模を拡大するにはどうすればよいか。

その1つの答えが、「融資を受けて、事業投資を行う」ということです。

大学職員という職業は、平均的な勤続年数も極めて長く、信頼性が非常に高いです。(公務員に近いレベルです。)

そのため、ローン等が組みやすいという点は住宅購入等の話でもよく聞いていました。

では、事業投資の融資も積極的に受けられるのではないか・・・?そう考えたのです。

結果的にこの考えは半分正解、半分不正解だったわけですが、私の新たな挑戦として、「融資を受けて事業投資を行う」ということに着目し始めました。

なぜ不動産投資にしなかったのか

融資を受けて行う事業(投資)と言えば、王道は不動産投資ですよね。

悪名高い新築ワンルームマンション投資から、築古アパート経営まで様々ですが、不動産という現物資産だからこそ、お金を借りて、資産形成が可能となります。

当たり前ですが、基本的に金融投資を目的として借金をすることはできません。(別目的で借りたお金を投資に突っ込むのもNGですよ!)

ただ、検討こそしたものの、私は結果的に不動産投資には踏み出せませんでした。

理由は、初心者には不確定要素が多すぎて、勝てるイメージがわかなかったからです。

安心安定第一の大学職員気質なもので、勝てると思えないとやる気が起きないですね 笑

プロの方からすれば、ある程度対応策があるのかもしれませんが、以下のような不安がどうしても払拭できなかったのです。

・入居者がつかなかったら、どうしよう・・・(入居者募集の広告費が高くついたら・・・)
・不測の事態が生じて、修繕費がかさんでいったら、どうなるのか・・・
・売却をするにしても、買い手がつかなかったら・・・
・手がかかって、自分では対応しきれないかもしれない・・・

投資に絶対はないというのは、当たり前の話ですが、それにしても、不動産は読めない部分が多すぎると感じました。(これは私の勉強不足も多分にあります。)

また、投資というより事業に近く、手間のかかる印象も強かったですね。
大学職員で時間にはある程度ゆとりもありますが、それでも繁忙期とバッティングしたら、正直対応できる自信がありません・・・。

実際、資産家になるために不動産は避けて通れないものでもあるので、将来的には取り組む可能性が高いです。

しかし、現時点ではまだ力及ばずだなと思い、不動産は断念しました。

ただ、それでも融資によって事業拡大を図るのを諦めきれず、不動産投資以外で、融資を受けて行うことができる事業はないかと模索していた中、ついに見つけた方法こそが太陽光発電投資でした。

さらに調べていくと、利益こそ不動産投資には及びませんが、実は大学職員好みの堅実な投資であり、やってみる価値はあると判断いたしました。

太陽光発電投資とは

太陽光発電投資とは、簡単にいうと、購入した太陽光発電設備によって発電した電気を各電力会社に買い取ってもらい、その対価として利益を得る投資手法です。

本当にざっくりとしたものですが、イメージとしては、以下の通りです。(不動産投資に近いイメージですね!)

1.太陽光発電設備+土地を購入(2,000万円前後)
2.発電した電気を買い取ってもらい、売電収入を得る(年200万円前後ー諸経費(ローン返済、メンテナンス費用等)が利益)

⇒設備の購入方法にもよりますが、10年〜20年程度で初期投資額を回収しながら、安定して利益を得ていく

ご覧の通り、太陽光発電設備(+土地)はなかなか高額なのですが、長期にわたり利用できるので、その間の売電収入で設備投資の金額を回収できれば、あとは全て利益になるという訳です。

何やら怪しいですかね? 笑

この説明だけだと、「そんなに予想通りいくのか?」「そもそも売電なんてできるのか?」など、確かに疑わしいかもしれませんね。

このカラクリについては、続きで説明しますからご安心を!

太陽光発電投資のメリット

まず、私が感じる太陽光発電投資のメリットは以下の通りです。

太陽光発電投資に取り組むべきポイントは、これらに集約されます。

1.ほぼフルローンで投資可能

私にとって最も魅力だったのは、そもそもの前提である「融資を受けて投資できる」という点です。

大きな投資をするにしても、最初に自分が実際に出す金額が少なくて済むということですね。

これは嬉しい誤算だったのですが、太陽光発電投資は、不動産投資に比べ、頭金を非常に少なく始めることが可能です。

不動産ですと、諸々の経費を合わせて100万円以上は頭金が必要になるケースが多いようですが、太陽光発電投資なら数十万からいけます。

お金をガッツリ出すのであれば、普通の金融投資と同じようなものですよね?

さらに、比べる対象ではないかもしれませんが、実際、利益率だけ見れば、FX等に分があることのほうが多いです。

つまり、自分のお金を使うならば、金融投資(株式投資、FX等)をやっていたほうが儲かるんですよね。

ですので、「いかに自分のお金を使わずに投資するか」が非常に重要になってきます。

大げさに言うと、お金をほぼ出さずに、タダで金のなる木がゲットできるってすごくないですか??

2.安定的な利益が見込める

一般的には、1番のメリットがこれかもしれませんね。

太陽光発電は基本的に太陽が出ている限り、安定して利益が出せる投資です。

先程の説明で、「そんな予想通りにいくのか」という疑問があったかと思いますが、調べれば調べるほど、不確定要素が極めて少ないです。

もちろん機械トラブルがあった場合等、思うように利益が出ないケースもありますが、その場合でもしかるべき対応(例えば機器交換等)をすれば、元通り利益は出ますし、全国各エリアの日照時間等はデータとして残されていますので、それと機器のスペックを掛け合わせると、そこそこ高い精度で利益の計算が可能となります。

また、機械の故障、火災の発生といった様々な不安は、多くの場合保険で対応可能です。

この保険代、税金、そして、メンテナンス代等の諸経費も考慮した上で利益が出せる物件であれば、そう大きな損はしないだろうと考えています。

なお、用心深い方はお気づきかもしれませんが、発電の予測はできたとしても、本当に買い取ってもらえるかわからないじゃないか!と思うかもしれません。

しかし、この点についても実は20年間は同一売電価格での買取が国で保証されているのです!

つまり、発電さえしっかりとされていれば、電気はあるのに売れなかった(or思ったより安かった)なんてことはないのです。

太陽光発電投資は融資を受けるとはいえ、平均2000万円前後の投資です。
ここまでかけるわけですから、大きな失敗を犯すわけにはいきません。

不動産投資に比べ、この安定感・安心感こそが太陽光発電投資の大きなメリットです。

3.手間がほぼかからない

これも不動産投資と比べてということにはなりますが、太陽光発電投資は最初こそ色々手続きがあるものの、いざ始めてしまえば本当に手間がかかりません。(最初の色々な調整・・・の部分で色々と苦労話があるので、それは改めて 笑)

厳密には定期的なメンテナンス(設備点検、除草作業、掃除 等)が必要なのですが、私はオール外注ですので、自分ではやらなくて大丈夫です。(まぁ、自分でやった方がコストは下がるので、ここは考え方ですね!)

よって、太陽光発電投資を開始した今、やっていることといえば、日々の売電状況をチェックするぐらいです。

気が向いた時に株価をチェックしたりしますよね?実際、そのレベルです。

おそらく次に手間がかかるとすれば、何らかのトラブルがあった時ぐらいでしょう。

太陽光発電投資といいつつ、実は投資より事業に近いイメージではありますが、手のかからなさはピカイチですね。

4.消費税還付がある

太陽光発電事業には、必殺技:消費税還付があります。

なんとなく違法な雰囲気がありますが、もちろん合法です! 笑

ここで言う消費税還付とは、税金申告手続きによって設備投資で払った消費税がドカンと戻ってくるイメージですね。(厳密にはそこから支払う方の消費税が引かれます。)

例:税込2,200万円の太陽光発電設備を導入した場合 ⇒ 消費税分の200万円が返ってくる!!!

でも、払った分が戻ってくるだけでしょ?と思うかもしれませんが、ローンで買った場合、まだ全額は払っていませんよね?でもこのお金は戻ってくるのです!

これにより、初期投資額はあっという間に回収できてしまうのです。

つまり、消費税還付を受け取った後は、文字通り自己資金ゼロで利益だけゲットできる状態も期待できるのです!

ちなみに、実際の税務申告は少々厄介ですが、これも税理士に任せてしまえば安心・確実です。

太陽光発電投資のデメリット

一方、太陽光発電投資にも多少のデメリットはあると感じています。

1.短期で儲かる投資ではない

太陽光発電投資は短期的に儲かる投資ではありません

あくまで長い目で見て利益を出していく投資になります。

まず、多くの場合ローンで購入すると思いますので、そうなると、利益はまるまる手取りになるわけではなく、ローン返済等をした残りが実際の利益になります。

そうなると、毎月の収支(実際手元に残る利益)はそんなに大きくなりませんね。

レバレッジを効かせてまで投資しているからガンガン儲かるだろう!と考えているとギャップが生じるので、注意してください。

では、なぜ投資するのか?

それは、繰り返しになりますが、借入をして投資ができるからです。

そこまで利益率は高くないですが、ほぼお金を出さずに投資できるならやるべきという考えですね。

2.業者とのやりとりが発生する(コミュニケーションコスト)

この点は私も本当に苦労しました

まず、この太陽光発電投資は、元々何らかのコネを持っている方以外は、業者から物件を紹介してもらい、その中から物件を選んで投資をします。

そして、物件を選んだ後も、売電開始までは色々な手続きが生じます。(売電開始後もメンテナンスを委託するならば引き続きやり取りは続きますよね。)

これがですね・・・なかなか面倒なのです。

投資信託とかFXですと、自分が購入(設定)するだけであっという間ですよね?(自己完結で投資可能)

しかし、太陽光発電は投資といっても事業なので、業者とのコミュニケーションが発生します。

想像ができると思いますが、そうなると、相手がちょっと・・・な場合、手続きが非常に滞ったりします。

太陽光発電投資は1人ではできない

これを肝に銘じて、広い心で業者とやり取りされることをおすすめします。(日々丁寧に、言うべきところはビシッと!)

ここでは、常々色々な教員・学生とやりとりをしている大学職員の経験が役立ちました 笑

3.法改正リスクがある

これはあくまで可能性の問題です。

先ほども申し上げた通り、太陽光発電投資は、20年間の売電が国で保証されている投資です。

ここの前提が崩れるというのは考えづらいですが、長い目で見ると、それに関わる細かい法改正が行われる可能性はありますね。

直近でいうと、太陽光発電設備の撤去費用や消費税の部分で議論があります。

太陽光発電単体ではなく、社会的に法改正が行われた場合、それが間接的に太陽光発電投資へ悪影響を及ぼす可能性もあるので、情報収集は常にしていく必要がありそうです。

4.良い物件が減少傾向

最後に実際投資をする際の問題点ですが、太陽光発電投資は始まってからある程度年数が経過しており、良い物件から売れていることを考えると、後になればなるほどいい物件に巡り会える可能性が低くなります。

私も実際に物件を探していて強く実感しましたが、良い物件は本当に奪い合いの状況です。

参考までに、ぜひ実際の物件を見てみてください。

太陽光発電物件サイトはタイナビ発電所
タイナビ発電所

上記のようなポータルサイトがいくつかあり、簡単な登録だけしておけば完全無料で物件情報を閲覧できるようになっています。

こちらをご覧頂ければ、太陽光発電物件が奪い合い状況になっているということだけでなく、全国各地に太陽光発電投資案件が多数あることもわかり、より具体的なイメージができると思います。

冒頭で申し上げたように、今から太陽光発電は遅いなんて言う方もいますが、条件の良い物件は秒殺で売れていくところを見ると、少なくとも今時点ではまだまだ美味しい(可能性のある)投資と言えそうです。

太陽光発電投資を少しでも検討している方がいたら、とにかく物件情報だけは今すぐ確認したほうが良いです。

私はどちらかというと慎重に考えてから行動を起こす方ではありますが、もたもたしていたら太陽光発電投資に取り組める日はもう来ないかもしれない・・・と思い、今回は行動を急ぎました。

なお、近年は中古物件も増加傾向にあるので、もう取り組めないということは今後もないと思われますので、その点はご安心ください。

とはいえ、早い者勝ちの様相というのはなかなか厳しいなと感じている次第です。

早い者勝ち?でもまだいける!太陽光発電投資とは

今回は私が新たに始めた太陽光発電投資をメリット・デメリットも含め紹介させて頂きました。

太陽光発電は国が売電単価の保証もしてくれる安定感のある投資です。(大学職員好み!)

そこまでメジャーではないが故に色々な意見があると思いますが、私は様々な点を勘案して太陽光発電投資に魅力を感じ、いよいよ始めることにしました。

改めて整理をすると、以下のような方は私同様、太陽光発電投資に向いていると思います。

・安定した投資が好みである
自己資金を減らさず投資を行いたい(投資の規模を拡大したい)
・手間を極力省きたい
・不動産投資に興味があるが、難しそう

ぜひ注目して欲しいのは、自己資金を減らさず投資ができるという点です。

ある程度投資をしている方は、遅かれ早かれ規模拡大を考えることになりますが、借入によってできる投資は極めて貴重です。

そして、その中でも安定感が最も高い投資が「太陽光発電投資」だと考えます。

こんな投資手法があるのかと久々にワクワクさせられましたし、同じような嗜好の方はぜひチェックして欲しいですね!

ちなみに、太陽光発電投資の概要をまとめた本というのはほぼないので、以下の本が大変有益でした。

こちらの本は太陽光発電投資を始める際に必要な情報は一通り網羅されており、これだけで概要は完全につかめました。

この本である程度知識をつけたことで、業者との折衝や物件選びを安心して進められたのは本当に救いでした。

ネット上にも参考になる情報は多々あるのですが、全体像を掴むにはやっぱり本がいいですね!

珍しい投資手法だけに、読み物としてもなかなか面白いかもしれません。

長くなってしまったので、また次は実際の始め方・やり方を紹介したいと思います。

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